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初心者必見!アメフトとラグビーの違いは?人数やルールなど徹底調査!

初心者必見!アメフトとラグビーの違いは?人数やルールなど徹底調査!

世界的に人気なスポーツであるアメフトとラグビー。よく知らない人の中には「この2つって同じじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、実はアメフトとラグビーは割と違うスポーツなんです。今回はアメフトとラグビーの違いを紹介しますよ。

アメフト、ラグビーってどんなスポーツ?

まずはアメフトとラグビーがどんなスポーツなのかを紹介します。

両スポーツとも楕円形のボールを相手陣地へ持ち込むことで得点を得るゲームです。攻撃側はボールを持って前方へ走り、守備側はブロックを用いて相手の攻撃を食い止めます。

走力をもって相手の守備を振り切ったり、味方間のパスを上手く使って相手を翻弄して相手陣地を目指すという点が共通していますよ。

そもそもアメフトことアメリカンフットボールはラグビーから派生したスポーツです。ただ、両スポーツ間にはフットサルとサッカーの違いのように色々と違いがあります。

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アメフトとラグビーの違いは?

ここからはアメフト とラグビー の違いを紹介します。なお、今回の説明で指すラグビーは、特に断りがない限り「ラグビーユニオン」のことを指すものとします。

人数が違う

アメフトの試合人数は11人です。一方のラグビーは、ラグビーの中にも「ラグビーユニオン」と「ラグビーリーグ」という2つの種類があるのですが、主流のラグビーユニオンは15人、ラグビーリーグでも13人とアメフトより多いです。尤も、中には7人制ラグビーなど人数が少ないラグビーもありますけどね。

主流の15人制ラグビーでは試合時間は40分の前、後半制で80分、選手交代は8人までです。一方アメフトでは15分の4クォーター制、60分行われ、選手交代の制限もありませんよ。日本では12分の4クォーター制がメジャーのようですね。

得点の制度が違う

ラグビーで最もよく聞く「トライ」は相手チームのゴールエリアにボールを持ち込み、地面につけることができれば得点になります。1トライにつき5点です。

一方、アメフトの「トライ」に相当する「タッチダウン」は、相手チームのゴールにボールを持ち込むことができれば地面につける必要はありません。1タッチダウンにつき6点を獲得できますよ。

ラグビーのトライ以外の点の入れ方

ラグビーではトライを決めた後に、ゴールポストの間、クロスバーの上にキックでボールを通すコンバージョンキックの権利を得られます。コンバージョンキックの点数は2点です。

他に、インプレー中にボールを地面にワンバウンドさせてから蹴り上げてゴールを狙うドロップゴールもあります。ドロップゴールを成功させれば、3点を得られます。

相手が反則を犯した際にはペナルティゴールを選択することができ、その場合反則が行われた地点からゴールを狙うこととなります。ペナルティゴールを成功させれば、こちらも3点を得られますよ。

アメフトのトライ以外の点の入れ方

アメフトでもボールを蹴ってゴールポストの間、クロスバーの上にボールを通す得点方法があります。これはフィールドゴールと呼ばれ、成功させると3点得られます。

なお、アメフトではタッチダウンの後に敵陣ゴール前3ヤードの地点から、1回だけ攻撃権が与えられます。この攻撃でフィールドゴールを決めると1点、タッチダウンを決めると2点獲得できますよ。

パスやブロックのルールにも違いが

ラグビーの最大の特徴が、前方にパスを出せないというもの。前進するにはボールを持って走るしかなく、パスは必ず自分の真横、及び後方の味方に出さなければなりません。しかしアメフトでは一度の攻撃で一回だけなら前方にパスを出してもいいのです。

ブロックについても違いがあり、ラグビーでブロックしていい相手はボールを持っている選手だけです。しかしアメフトでは誰に対してブロックしても構わないのですね。

なお、ブロックとタックルは厳密には別。アメフトでもタックルはボールを持っている相手にしか出来ません。

アメフトのルールの仕様上、防具などが必須に

両スポーツにはユニフォームなどにも違いがあるのですが、これは先述の「誰にでもブロックしても構わない」というアメフトのルール故でしょう。

ラグビーではユニフォームは半袖半ズボン、ヘッドセットやマウスピース、ショルダーパッドの利用は任意です。一方のアメフトではヘルメット、マウスピースが必須、更に全身をパッドで覆う義務があり、ユニフォームは全身のパッドを覆うジャージとなっています。

コートの大きさやボールにも違いが

ラグビーコートは100m×70m、サッカーグラウンドとほぼ同じ大きさとなっています。一方のアメフトでは109.73m×48.78m、随分細長いコートを用いるのですね。

また、使用するボールにも違いがあり、ラグビーボールの方が少し大きく、重たいものとなっています。素材はラグビーボールが合成皮革、アメフトボールは本革で、アメフトボールのみ白い縫い目が必要になっています。

ちなみに、公式試合ではラグビーボールは白、アメフトボールは茶色です。ボールに関しては後者の茶色いボールの方が馴染み深いかもしれませんね。

最後に

今回はアメフトとラグビーの違いについて紹介しました。

ラグビーよりもよりハードなプレーとなるアメフト。それだけに試合時間もラグビーより短いのかもしれませんね。