2年連続でメジャーリーグのオールスターに選出された、大谷翔平選手。押しも押されぬ、世界最高峰の選手の1人に数えられています。そんな大谷選手も、10年前の2012年に日本ハムにドラフト1位指名されて、プロ野球選手としての人生を歩み出しました。実はこの2012年のドラフトには、現在球界を代表する選手たちが数多くいます。
そこで今回は、「大谷世代」とも言える2012年のドラフトで指名を受けた選手の中でも際立った活躍を見せている選手3名についてご紹介します。
2012年ドラフト指名選手一覧
まずは、2012年にドラフト指名を受けた選手を一覧でご紹介します!
パリーグ
【北海道日本ハム】
- 大谷翔平選手
- 森本龍弥選手
- 鍵谷陽平投手
- 宇佐美塁大選手
- 新垣勇人投手
- 屋宜照悟投手
- 河野秀数投手
【埼玉西武】
- 東浜巨投手(抽選漏れ)
- 増田達至投手
- 相内誠投手
- 金子侑司選手
- 高橋朋己投手
- 佐藤勇投手
- 水口大地選手(育成1)
【福岡ソフトバンク】
- 東浜巨投手
- 伊藤祐介投手
- 高田知季選手
- 真砂勇介選手
- 笠原大芽投手
- 山中浩史投手
- 八木健史捕手(育1)
- 大滝勇佑選手(育2)
- 飯田優也投手(育3)
- 宮崎駿選手(育4)
【東北楽天】
- 森雄大投手
- 則本昂大投手
- 大塚尚仁投手
- 下妻貴寛捕手
- 島井寛仁選手
- 柿澤貴裕選手
- 宮川将投手(育1)
【千葉ロッテ】
- 藤浪晋太郎投手(抽選漏れ)
- 松永昂大投手
- 川満寛弥投手
- 田村龍弘捕手
- 加藤翔平選手
【オリックス】
- 藤浪晋太郎投手(抽選漏れ)
- 松永昂大投手(抽選漏れ)
- 松葉貴大投手
- 佐藤峻一投手
- 伏見寅威捕手
- 武田健吾選手
- 森本将太投手
- 戸田亮投手
- 原大輝捕手(育1)
- 西川拓喜選手(育1)
セリーグ
【巨人】
- 菅野智之投手
- 大累進選手
- 辻東倫選手
- 公文克彦投手
- 坂口真規選手
- 田原啓吾投手(育1)
- 松富倫選手(育1)
【中日】
- 福谷浩司投手
- 濱田達郎投手
- 古本武尊選手
- 杉山翔大捕手
- 溝脇隼人選手
- 井上公志投手
- 若松駿太投手
【ヤクルト】
- 藤浪晋太郎投手(抽選漏れ)
- 石山泰稚投手
- 小川泰弘投手
- 田川賢吾投手
- 江村将也投手
- 星野雄大捕手
- 谷内亮太選手
- 大場達也投手
【広島】
- 森雄大投手(抽選漏れ)
- 増田達至投手(抽選漏れ)
- 高橋大樹選手
- 鈴木誠也選手
- 上本崇司選手
- 下水流昂選手
- 美間優槻選手
- 辻空投手(育1)
- 森下宗選手(育1)
【阪神】
- 藤浪晋太郎投手
- 北條史也選手
- 田面巧二郎投手
- 小豆畑眞也捕手
- 金田和之投手
- 緒方凌介選手
【DeNA】
- 白崎浩之選手
- 三嶋一輝投手
- 井納翔一投手
- 赤堀大智選手
- 阿部建輝投手
- 宮崎敏郎選手
- 今井金太投手(育1)
大谷世代で特に活躍している3選手
この中から、特に目立った活躍を見せている3選手をご紹介します。
大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)
紹介不要のメジャーリーグのスーパースターです。投手としては、164キロのスピードボールを投げ、打者としては昨年46本塁打を放ちました。今シーズンもベイブ・ルース選手以来、104年ぶりに2桁勝利、2桁本塁打を達成する活躍を見せています。
現在はなかなか勝てないチーム状況のため、移籍の噂が絶えることがありません。シーズンオフにはエンゼルスよりも強い球団への移籍するのか、今から楽しみです!
野手通算成績
NPB通算成績(5年間)
- 打率 .286
- 出場試合数 403
- 安打 296
- 本塁打 48
- 打点 166
MLB通算成績(3年間)
- 打率 .262
- 出場試合数 521
- 安打 476
- 本塁打 119
- 打点 315
日米通算成績
- 打率 .271
- 出場試合数 924
- 安打 772
- 本塁打 167
- 打点 481
投手通算成績
NPB通算成績(5年間)
- 防御率52
- 勝利数42
- 奪三振624
MLB通算成績(3年間)
- 防御率20
- 勝利数 23
- 奪三振 387
日米通算成績
- 防御率76
- 勝利数 65
- 奪三振 1011
藤浪晋太郎(阪神タイガース)
高校野球では、大谷翔平選手のライバルとして報道されており、非常に注目を集めている選手でした。
プロ1年目の2013年は、いきなり10勝、防御率2.75を記録し、華々しいデビューを飾りました。プロ4年目の2015年には、14勝7敗、防御率2.40という素晴らしい結果を残しています。そのシーズンオフには、年俸1億7000万円で「1億円プレーヤー」となり、超一流選手の仲間入りをしました。
ここ数年は、制球難から中継ぎでの登板となり、本来の力が発揮できていない状況です。これで終わってしまうような選手では無いと思うので、是非カムバックしてもらいたいですね。
通算成績
- 防御率 41
- 勝利数 54
- 奪三振 978
鈴木誠也(シカゴ・カブス)
プロ入り4年目に「神ってる」で一躍スターダムにのし上がり、2021年の東京オリンピックでは、日本の主砲として金メダル獲得に貢献しました。2022年シーズンからは、メジャーリーグ・カブスでプレーをしています。5年総額8,500万円という日本人史上最高額での契約で、ここまでそれに恥じない活躍を見せています。
来年3月に行われるWBCでも、侍ジャパンの主軸打者として活躍してくれることが期待されています。
NPB通算成績(9年間)
- 打率.315
- 安打 937
- 本塁打 182
- 打点 562
MLB通算成績(1年目途中)
- 打率 .245
- 安打 67
- 本塁打 9
- 打点 36
日米通算成績
- 打率 .309
- 安打 1004
- 本塁打 191
- 打点 598
まとめ
プロ入り10年目を迎えている、2012年ドラフト選手たち。大谷翔平選手だけでなく、鈴木誠也選手もメジャーリーグに挑戦していますし、日本国内でも藤浪投手をはじめ、巨人の菅野智之投手や楽天の則本昂大投手、ドラフト6位でDeNAに入団した宮崎敏郞選手など、チームの中心となって活躍している選手が非常に多くいます。
大卒、社会人の選手たちは、すでにベテランの域に達している年齢になります。これまで自分の結果だけを追い求めるようなことで十分だったのかもしれませんが、立場が変わり後輩のアドバイスもしていく立場になってきます。これからも、大谷世代の2012年ドラフト組の活躍に期待しましょう!