みなさん、スマートフォンのニュースは楽しんでいますか。日々さまざまなスマートフォンのニュースが登場するため、チェックするだけでも大変です。
たとえば、スマホではなくてもメーカーに関するニュースもありますよね。そこで今回は、HUAWEI端末でGoogleサービスが使えなくなるかもしれないという話をご紹介します。
Google、HUAWEIに対しAndroidのサポートを中止
2019年5月20日、衝撃的なニュースが飛び込んできました。GoogleがHUAWEIに対してAndroidのサポートを中止するというものです。
HUAWEI
ご存知の通り、HUAWEIといえば折りたたみスマホや世界ナンバーワンのカメラ性能を搭載したスマホなどで話題の企業です。アメリカのAppleや韓国のSUMSUNGと並んで、世界中に多くのファンがいます。
世界最強スマホ降臨!折りたたみスマホHUAWEIのMate X
日本円で2万円あれば購入できるというエントリーモデルも発売していて、日本だけでなく世界中でそれも飛ぶように売れています。
一方でGoogleはアメリカの企業が提供するサービスで、検索エンジンの王様と言われています。きっと、この記事を見ている人もGoogleの検索からたどり着いたと言う人も多いのではないでしょうか。
もちろん、こちらも世界中で使われている検索エンジンなので相当大きな力を持っています。
米中のテクノロジー争いにGoogleが参加
ニュースはそのGoogleがHUAWEIに対して締め付けを行い始めたということです。
かねてよりアメリカと中国の間では貿易摩擦が生じており、その裏ではHUAWEIとアメリカ政府が情報通信分野で問題を起こしていました。ざっくりというと、HUAWEIは製造している端末からデータを吸い出して情報を漏洩させているというものです。
HUAWEI側はその具体的な証拠はないと言っていますが、両者が譲らなくて平行線を辿っていました。そして、今回第2ラウンドに入った模様です。今度はアメリカの政府ではなく、世界でもトップであるGoogleがHUAWEIの締め出しに加わったわけです。
HUAWEIはAndroid OSが利用不可になる!?
ロイター通信によると、GoogleはHUAWEIへのハード、ソフトのサポートを停止したためAndroidのアップデートができない状態になりました。また、AndroidのOS自体は誰でも使えるのですが、GoogleからサポートをHUAWEIは受けることができません。
実際、これだけであればHUAWEIは困らないです。なぜなら、OSというのは他にも選択肢を持っています。Androidが使えなくなったら、HUAWEI自身がOSを作ることになると言われています。高い技術を持っているHUAWEIなのですぐにその道を歩むでしょう。
1番大事な私たち消費者への影響
一方で1番懸念されるのが我々消費者への影響です。ロイタージャパンによりますと、HUAWEIがこれから発売するスマートフォンは中国国外では最新Android OSだけでなく、Play Store、Gmail、YouTubeが使用不可になるということです。
これはかなり痛いですね。でも、中国国内ではこの状態が普通です。中国の暮らしが長い方は違和感を抱きません。もしかしたら、その代わりに中国の百度など中国国内向けのアプリストアや動画サイトアプリがインストールされることになるかもしれません。
そして、HUAWEI端末を使っているひとはそれが今後デフォルトになります。
今後のシナリオは山ほどある
YouTubeの動画も中国国内の動画サイトに転載されまくってますし、新しいコンテンツも生まれてくるので可能性は未知数です。それに、おそらく抜け道を作ればGoogleサービスを使えるなんてことも可能になるかもしれません。
HUAWEIがこの流れを利用して、さらに中国国内向けサービスを国外利用者に提供することによってHUAWEI端末を売りさばくことになるかもしれません。さまざまな可能性があるため、可能性は未知数です。
まとめ
今回はHUAWEIスマホではGoogleが使えないということに関してご紹介しました。規模が大きい話なので、我々個人ではどうしようもないのは確かです。それでもHUAWEI端末を使いたいかどうかは、中国向けサービスで満足できるかどうかかもしれませんね。
Android帝国としても続報を待ちたいところです。ぜひ、今回の記事を今後の参考にしてみてください。